複数の視点で自分と他者を見る

自分自身との / 他者との関わり方の中で、

  1. 性善説的な視点
  2. 性悪説的な視点
  3. 性弱説的な視点

の3つの視点のバランスを取る事を意識したいと思った。それぞれの視点の詳細は以下のようなイメージだ。

性善説的な視点

  • その人の欠点に注意を取られずに、良い点・強みを見出そうとする
  • その人が長い目で見た時に、成長しよりよくなることを諦めずに、観察者としての自分が何をできるのかを考える
  • その人が我々の組織にいることで、幸せを感じてほしいと願う

性悪説的な視点

  • その人の能力の不足や認知バイアスを解像度高く認識し、それが発生される悪影響(士気の低下、戦略の実現確率の低下)を冷徹に観察・評価すること
  • (『人を動かす』的な意味で) 人が生来持つ不完全性を認識し、いい意味で過度の期待をせずに、「人がやらかす」可能性とそのリスクヘッジ策を常に考える事

性弱説的な視点

  • 生来の人の弱さ - 意志の弱さ、自己保存欲求故の不道徳、欲が倫理を超越するケース、などを認識し、それをハックし、組織の構成員の良さを生かす仕組みを考える事
  • 人が自己の在り方を変えるというのはとても難しいことで、殆どの人はできないし、できたとしても時間がかかる、ということをベースの視点にする事

それぞれの視点に利点・欠点があるので、常に3つの視点をパラレルで走らせるのが理想に思う。